1巻がKindleUnlimitedの対象となっていたので、お試しで読んでみました。また異世界召喚ものか～と、読み始めは当たりハズレのどっちかな～ぐらいの感覚で読み進めると、流石にWEB版から書籍化になっているだけあって予想以上に面白かったです。WEB版は微妙というレビューもありましたが、私同様WEB版見てない人は楽しめると思います。本作は、現代から魔法と剣、魔物が跋扈するファンタジーの異世界へ召喚され、スキルがイマイチということで放り出された主人公の物語です。スキルは「ウォーキング」ドラクエでいうと「幸せの靴」と同じ効果で、1歩、歩くと経験値が1入るだけでなく、歩いてる限り疲れず重さも感じないというものです。塵も積もれば何とやら、このスキルの凄さは長丁場になる程に効果が出ます。実戦向きのスキルではありませんが、ポーターとしてなら大活躍間違いなしですが、異世界召喚した人達にはこのスキルの凄さがわかりません。また主人公も同様に手探りです。走ると経験値が入らないとか、歩くのやめると疲れるとか、実戦向きでないとか、もちろんデメリットもあります。某のんびり農家物語や、某スライム転生物語等よりは、現実的な主人公が歩いてレベルを上げ、ちょこちょこと必要そうな新スキルを取得して、異世界に適応、戦闘で強くなっていくのは読んでいて楽しいです。

異世界転生ものは、都合主義で超強力な能力が備わっていたり、超チートだったりしますが、この物語も私たちの夢のような能力が主人公に備わっています。歩くだけでポイントがたまる簡単なお仕事があったいいなー、歩くだけで筋肉ムキムキになったらいいなー歩くだけで料理がうまくなったら、歩くだけで・・・一度は夢見たような、みないような。内容は、まるで主人公の旅行日記を読んでいるような感覚です。歩くだけで・・・・と思いながら、寝ながら読めるすっきりとした書き方の小説です。

異世界もののアニメとかで鉄砲やら車やら錬成するのは所詮漫画だから、まあいいかと思ってしまえるが活字で読むとしらけるんですね。それなら素材を奢れば核爆弾でも作れる理屈だし安易過ぎて一気に冷めてしまう。それと料理の描写もこれ見よがしで一本調子でだんだんウザく感じた。発想は面白いので、なんちゃって小説調はやめて、もう少し本格的な小説っぽく描いてみたらいいんじゃないかと思った。

CGは最高水準ではなくまあまあと言ったところと感じたが、なかなかおもしろいよ。78点て感じですかね。カメラを現地に置いて撮影している設定にしている点はおもしろいなと思った。動物がカメラにぶつかったりするのも、製作陣のちょっとしたユーモアでいい。

骨盤矯正とインナーマッスルを鍛えるために購入しました。まだ購入間もないので実感ないですが、続けてみようと思います。

座るだけで、エクササイズになるので、気軽に利用しています。