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4.0
2023/06/03
yoshioki6
題名にあるように、ノーベル文学賞をはじめとする、国内外の8つの文学賞について、翻訳家の都甲幸治さんが、各分野の気鋭の研究者らとの鼎談で解説した一冊です。個人的には、毎年楽しみにしているブッカー賞が高く評価されていたのが溜飲が下がるといいますか、お墨付きを頂いたようで一安心といいますか。ともあれ、未読の作家、作品をたくさん知ることができました。
5.0
2023/06/03
Amazonレビュアーのレビュー
早大の文学学術院教授で翻訳家でもある都甲幸治氏を中心に14人の読巧者が3人一組になって8つの世界の文学賞を読み解く鼎談スタイルの書です。 俎上に載せられた賞は、「ノーベル文学賞」、「芥川賞」、「直木賞」、「ブッカー賞」、「ゴンクール賞」、「ピュリツァー賞」、「カフカ賞」、「エルサレム賞」の8つです。 書名にあるとおり、各賞の解説というよりは、「受賞作から読み解く現代小説の今」が主題です。この書で掲げられている受賞作のいくつかは私も読みましたが、それでもさすがにすべてには目を通しているわけではないため、鼎談の内容を読んでも十分に理解ができてとはいえないかもしれません。 むしろ強い関心を持って読んだのは、各賞の傾向めいた点を記した箇所です。「芥川賞」は「フランス文学やイギリス文学みたいなものを日本語で書こうとしている人を褒めてあげる賞なんじゃないか」、一方「直木賞」は「日本から見た日本だけではなくて、アジアから見た日本という視点がある気がする」という見立てをしている点を興味深く読みました。「ブッカー賞」が「確実にその年の一番いい作品を選ぶ」賞で、人間関係や義理を重視しがちなほかの賞と違う点で、「世界で唯一」とまで言い切っているくだりを読むと、「ブッカー賞」受賞作が俄然読みたくなってきます。 「ノーベル賞」は「世界の文学賞っぽい雰囲気を出しているけれど、実はかなりヨーロッパ寄りな存在」(17頁)であり、「人権の重視といった古典的な価値観を重視する」点があると喝破する点は読んでいて密かに快哉を叫んでしまいました。 また、作家たちは良い作品を書いただけなのに、予期せぬ形で賞レースに巻き込まれて迷惑に感じる場合もあるという話もあるそうで、文学賞に限らず、賞を与える側の思惑めいたものにも目を向ける必要があると感じた次第です。 今年2016年9月発刊時に「ノーベル賞を今後受賞してほしい人」として鼎談参加者の中村和恵氏がボブ・ディランの名を挙げていることが目を引きました。中村氏自身が詩人だけに、慧眼に感服しました。-------------------------*フィリップ・ロスの近年の作である『The Plot Against America』に言及するとき、カタカナ表記がすべて『プロット・アゲインスト・アメリカ』となっています。(199頁、201頁、202頁、203頁、207頁) 2年前に集英社から出版された邦訳書のタイトルは『』、つまり「アゲインスト」ではなく「アゲンスト」です。英単語「against」の発音はカタカナ表記するのであれば「アゲンスト」のほうが原音に近いといえます。
3.0
2023/06/02
ちゃむ
語られている本を読んでいれば、本書も楽しく読めるんだと思う。外国文学から離れて久しいので、自分には全体的にあまりピンと来なかった。
1.0
2023/06/01
nada
現代文学に詳しい著者たちが、広く浅く、おしゃべりしているだけの本。なんの深みもなく、浅薄な印象を免れない。
5.0
2023/05/31
川流桃桜
まぁ定番どころを集めている。私の趣味と少し違うのも入っていたのだが逆に未読の素晴らしい作品も入っていたので総合的に評価は高い。「幻想小説」と云う括りでなら、ファーストチョイスにしても良い本。天堂より神の不在を告げる死せるキリストの言葉(ジャン・パウル/池田信雄訳)ザイスの学徒(ノヴァーリス/山室静訳)金髪のエックベルト(ティーク/今泉文子訳)黄金宝壺(ホフマン/石川道雄訳)ヴェラ(ド・リラダン/齋藤磯雄訳)アウル・クリーク橋の一事件(ビアス/中村能三訳)精(フィオナ・マクラウド/松村みね子訳)白魔(マッケン/南條竹則訳)光と影(ソログープ/中山省三郎訳)大地炎上(シュウォッブ/多田智満子訳)なぞ(デ・ラ・メア/紀田順一郎訳)衣装戸棚(トーマス・マン/実吉捷郎訳)バブルクンドの崩壊(ダンセイニ/佐藤正明訳)月の王(アポリネール/窪田般彌訳)剣を鍛える話(魯迅/竹内好訳)父の気がかり(カフカ/池内紀訳)沖の小娘(シュペルヴィエル/堀内大學訳)洞窟(ザミャーチン/川端香男里訳)クレプシドラ・サナトリウム(ブルーノ・シュルツ/工藤幸雄訳)アレフ(ボルヘス/牛島信明訳)解説 東雅夫
3.0
2023/05/31
日の出 LIKE
本書「幻想小説神髄」の冒頭には『発表から幾歳月を経てなお揺るぎない評価を獲得してきた不朽の名作のみを一巻に精選し、歴史的名訳の数々によって読者諸賢の掌上に届けたいと考えたからである。』と記載されている。そして本書「幻想小説神髄」には以下の20作が収められている。本書の巻末に【著者・翻訳者紹介】と5頁が割かれている。要約をする。〇天堂より神の不在を告げる死せるキリストの言葉10 作ジャン・パウル ドイツ 1825年頃没(訳池田信雄1947年生存命)〇ザイスの学徒46 作ノヴァーリス ドイツ 1801年没(訳山室静2000年没)〇金髪のエックベルト31 作ルートヴィヒ・ティーク ドイツ 代表作「長靴をはいた猫」1853年没(訳今泉文子1944年生存命)…ただし本書で訳者の生年は落稿〇黄金宝壺138 作E・T・A・ホフマン ドイツ 1822年没(訳石川道雄1959年没)〇ヴェラ36 作ヴィリエ・ド・リラダン フランス 1889年没(訳齋藤磯雄1985年没)〇アウル・クリーク橋の一事件15 作アンブローズ・ビアス アメリカ 1914年没(訳中村能三1981年没)〇精44 作フィオナ・マクラウド スコットランド(イギリス) 1905年没(訳松村みね子1957年没)〇白魔60 作アーサー・マッケン イギリス 1947年没(訳南條竹則1958年生存命)〇光と影41 作フョードル・ソログープ ロシア 1927年没 訳中山省三郎1947年没)〇大地炎上6 作マルセル・シュウォッブ フランス 1905年没(訳多田智満子2003年没)〇なぞ9 作W・デ・ラ・メア イギリス 1956年没(訳紀田順一郎1935年生存命)〇衣装戸棚14 作トーマス・マン ドイツ 代表作「魔の山」「ヴェニスに死す」1955年没(訳実吉捷郎1962年没)〇バブルクンドの崩壊18 作ロード・ダンセイニ アイルランド 1957年没(訳佐藤正明1948年生存命)〇月の王26 作ギョーム・アポリネール フランス 1918年没(訳窪田般彌2003年没)〇剣を鍛える話(鋳剣)27 作魯迅 中国 1936年没(訳竹内好1977年没)〇父の気がかり3 作フランツ・カフカ ドイツ 代表作「変身」「城」「審判」1924年没(訳池内紀1940年生存命)〇沖の小娘12 作ジュール・シュペルヴィエル フランス 1960年没(訳堀内大學1981年没)〇洞窟18 作エヴゲーニー・イワーノヴィチ・ザミャーチン ロシア 1937年没(訳川端香男里1933年生存命)○クレプシドラ・サナトリウム36 作ブルーノ・シュルツ ポーランド(ユダヤ人) 1942年没(訳工藤幸雄2008年没)○アレフ24 作ホルヘ・ルイス・ボルヘス アルゼンチン 1986年没(訳牛島信明2002年没)なお題名の後の数字はそれぞれの短編の頁数をカウントし、自ら独自に付記したもの。一冊読むとかなりお腹は一杯になります。一頁で縦41文字(14.8センチ)に横18行(10.5センチ)の、読点の後に改行されてスペースが置かれることは殆どないびっしりと文字で埋め尽くされて、解説を含めた614頁に、【著者・翻訳者紹介】5頁が続く(厚さ2.5センチ)。20名もの作者の作品という内容ゆえ、満腹感をもたらすのだろう。でも何処から読んでも良いから、まず短い作品から読み進めていけば、全部読み切れるかもしれない。「剣を鍛える話」は中国が舞台だが、他の作品の舞台は西洋となっている。作者は自分の生きた時代を背景に作品を書いているのであれば、作者の没年からおおよそ作品の時代が推定できる。20名の作者のうち第二次大戦以降に亡くなった者は6名(没年1947年、1856年、1855年、1957年、1960年、1986年)しかいない。舞台が現代のものはない。ところで、「幻想小説神髄」という名前から「幻想」を期待したせいか、読後は少々がっかりしたものだった。「幻想」をトルーキンの『指輪物語』のような"ファンタジー"に近似したものと思っていたから、実際に読んで全く別のものとわかった。魔法や剣や竜といったファンタジーは近年創造されたもののようなのだ。本書に掲載された作品は比較して古いものが多く、こういった魔法や剣や竜とは全く縁がない。姉妹編の「世界幻想文学大全 怪奇小説精華」は「怪奇」という主点から書かれていたから、理解しやすく、読んで楽しかった。が、本書「世界幻想文学大全 幻想小説神髄」は読んで、つかみどころのない作品もあって、”幻想”を読み進めるに意志が必要だった。たとえば、本書を順番に読んでいき、二番目の「ザイスの学徒」で足踏み状態に陥った。なぜなら、この作品には難しい語彙が多かったからだった。読み仮名がわからず、丹念に調べざるをえなかった。…21頁「鑢屑(やすりくず)」 22頁「孜々(しし)と」 23頁「屡々(しばしば)」 25頁「吃驚(きっきょう)」 33頁「斫(き)って」34頁「艱難(かんなん)」 39頁「荒誕(こうたん)」 41頁「鸚鵡(おうむ)」 48頁「蠱惑(こわく)」 53頁「渾一体(こんいったい?)」 54頁「継起(けいき)」 55頁「星辰(せいしん)」 56頁「罩(こ?)めた」 63頁「遍(あまね)き」 64頁「講筵(こうえん)」といった具合。順番に読んでゆくと二番目「ザイスの学徒」で難儀してしまうかもしれないから、これは後で読んだ方がよかったかと思う。四番目の「黄金宝壺」は、138頁分と一番分量(本書全体の23%)がある。しかも、これにもやはり所々に難しい語彙が見られ読むに易くない。…100頁「纏(まと)う」 104頁「併(しか)し」 104頁「箭(や)」 105頁「紫丁香花(らいらっく)」 105頁「泛(うか)べて」 106頁「燦々(さんさん)」 107頁「嗄(か)れた」 110頁「莨(たばこ)」 110頁「填(は)めに」 111頁「游(およ)ぐ」 112頁「嘻々(きき)」 115頁「尾篭(びろう)」 115頁「慇懃(いんぎん)」 119頁「扨(さ)て」 120頁「呀(あ)」 120頁「縋(すが)り付く」 120頁「迸(ほとばし)り」 120頁「循(めぐ)る」 124頁「儂(わし)」 125頁「譬(たとえ)」 129頁「忝(かたじ)けない」 130頁「斯(こ)んな」 133頁「捩(ね)じ」 135頁「可嫌(??)な」 136頁「踰(こ)えて」 136「嗤(わら)う」 137頁「怜瓏(れいろう)たる」 137頁「縺(もつ)れ」 138頁「箝(はさ)めて」 139頁「甫(はじ)めて」 151 頁「蠢(うごめ)き」 154頁「襤褸(ぼろ)」 158頁「涵(ひた)る」 160頁「仙人掌(さぼてん)」 161頁「軈(やが)て」 161頁「棕櫚(しゅろ)」 161頁「耀(かが)やか」 161頁「燦然(さんぜん)」 164頁「竦(すく)んで」 166頁「鐶(かん)」 168頁「彳立(”てきりつ”を”た”で読ませ)って」 177頁「愈々(いよいよ)」 173頁「藉(か)さず」 177頁「拵(こさ)えた」 181頁「搦(から)んで」 182頁「木兎(みみずく)」 183頁「展(ひろ)げる」 185頁「厭(いと)い」 188頁「蹂(ふ)み」 191頁「偶々(たまたま)」 194頁「擒(とら)えられ」 195頁「霽(は)らそうと」 195頁「楚々(そそ)と」 196頁「縋(すが)らせ」 201頁「髷(まげ)」 202頁「癲狂院(てんきょういん)」 203頁「鬘(かつら)」 203頁「鸚鵡(おうむ)」 204頁「微("そ"と読ませ?)っと」 206頁「蟒(”うわばみ”か”おろち”)」 206頁「跨(またが)って」 208頁「聾(ろう)」 208頁「胴間声(どうまごえ)」 210頁「呷(あお)って」 211頁「撓(たわ)められて」 214頁「劈(つんざ)く」 215頁「熾(おこ)る」 215頁「抛(な)げる」 215頁「喊(さけ)ぶ」 215頁「踠(もが)いた」 215頁「繞(まと)った」 216頁「衝(つ)く」 216頁「罩(こ)めて」 216頁「穢(けが)らしい」 216頁「啣(くわ)えて」 217頁「亙(わた)った」 217頁「穿(うが)ちて」 218頁「蹣跚(よろめ?)いて」 220頁「閾(しきい)」 221頁「拵(こしら)えた」 222頁「齎(もたら)して」 225頁「攣(つ)れた」 226頁「訣(わか)れる」 229頁「吝(おし)まざる」 230頁「黙許(もっきょ)して」 231頁「靄(もや)」 232頁「玉簪花(”たまのかんざし”?か”ぎぼうし”?)」 232頁「鬱金花(うこんばな別名檀香梅)」 233頁「弥々(いやいや、または”ますます”?”いよいよ”?)」 233頁「昂然(こうぜん)と」 233頁「擡(もたげ)げて」 235「畢竟(ひっきょう)」 235頁「喃(のう)」 といった具合。だから、これも場合により後回しした方がよいかもしれない、少し難しい語彙が多いから。なお本書の末尾の”解説”中では、『黄金宝壺』は『底本たる岩波文庫版は、これ一作だけで一冊本として刊行されている。』とあるように、文庫に収録されるに十分な内容の作品だとしているから、以上記した難語句を参考にして一気に『黄金宝壺』を読み進めてしまうのも一つの手ではある。この作品の中の151頁「~の下から黒い粗剛い髪の気が飛び出して」は誤植で「~の下から黒い粗剛い髪の毛が飛び出して」が正しいのかもしれないと思った。なお、他の収録された作品では、288頁「篝火(かがりび)」 292頁「敏(さと)い」 383頁「倦(う)み」 386頁「忌々(いまいま)しい」 389頁「喚(わめ)いた」 389頁「愚(おろ)かしさ」 391頁「鴉(からす)」 394頁「悉(ことごと)く」 403頁「苛(さいな)まれた」 405頁「穹窿(きゅうりゅう)」 411頁「奔(はし)って」 499頁「幇間(ほうかん)」 499頁「侏儒(しゅじゅ)」 507頁「杓子(しゃくし)」 588頁「窶(やつ)れ仆(たお)し」 590頁「上梓(じょうし)」 590頁「衒学(げんがく)」といった程度で、それほど、語彙に悩まされることはなかった。本書全体については『幻想』だからだろうか、「比喩」「暗喩」「隠喩」の文章といった作品が多かったような気がする。ただただ『幻想』に囚われずに『文学』という視点に置いて本書を読めば好いだろう。本書は二度読みしたけれど、個人的には、作品「洞窟」は意味がよく分からず、面白さが何処にあるのかさっぱり判らなかった。作品「アレフ」は何だか難しいかった。最後に、気になった文章を一部記してみたい。作品「月の王」の、470頁「狂気じみた男根崇拝者たちが集まった折の、あの不安な遊びに立ち会ったかのように私はすっかり面くらってしまった。」と481頁「『誰かこやつの睾丸を切りとれ!~』」と477頁「~、われわれの耳に達する物音が、夜明けを迎えたの日本のさわやかな雰囲気を呼びさますものであることを私は知った。」であるが、「日本」はこの作品とは一切関係がなく「日本」という言葉が突然使われ「暗喩」なのだろうか?作品「クレプシドラ・サナトリウム」の576頁の「私の目のまえにいるのは一人の人間なのだった。鎖につながれた人間-私はどうしてか、隠喩の大まかな単純化によって、それを犬と思いこんでいたのだ。」はどうだろう。「隠喩」に悩まされている。作品「沖の小娘」の、520頁「別の写真でその少女は、水夫の服装をした男と、よそゆきの身支度をした骨っぽい女の間に挟まって映っていた。沖の小娘は、男も女も一度もまだ見たことがなかったので、彼女はよく、ことに夜ふけて、、急に雷にでも打たれたかのように目が覚めて頭がはっきりする時など、そこに写っているその男と女が何者であるかと、長いこと考えたものであった。」本書でなんだかこの部分が一番気になった。そういった文章を読書によって自分なりに探すののも楽しいかもしれない。
4.0
2023/05/31
うりりるうりりるるてーる
文章の趣旨を理解しようと、専らそこに意識を傾注してきた.物語を語るのは誰なのかを明確にし、視点(焦点)を把握しながら、時には、それが複数であったり、入れ替わったりする展開を追う目線を持つことを教えられた。焦点化のパターンにより、一つの事物が幾通りもの表現をもって記述され得る可能性に目が開かれた。今後自らのテクストに対峙する姿勢が変化するものと思う。良書でした。
4.0
2023/05/31
みお
自分にも書けるような気にさせてくれる本。カジュアルで読みやすい。
4.0
2023/05/29
Amazon カスタマー
ハイローの話を切り捨ててほしかった。それ以外は満足です。
5.0
2023/05/29
Kindleのお客様
ウェブサイト上で小説の投稿を初めて早十年近く、独学でいままで書いてきました。しかし、一人ではもう無理だ……と思ってしまった私は、たまたま作品を目にする機会に恵まれていた三浦しをん氏の著作としてこうした本があると知り、購入しました。こういった本に対して、ガチガチに型にはめるような、強制力のある文面(こうしろ、ああしろ、しなければならないといったもの)がずっと書き連ねられているのではないかと思い、これまでずっと敬遠しているきらいがありました。しかし本書においては、三浦しをん氏によるフランクかつユーモアに溢れた文面で、「こうしてみるとどうかな、ああするのもいいかも」という愛のある提案をしていただき、少し心に来るものがありました。もっと系統だった、執筆の技術などの記載は多くありませんが、初めて「小説の書き方」の本を購入するなら、この本はかなりおすすめできます。
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